リツアンSTCのデメリット|正社員が実際に感じた8つの弱点


このサイトではリツアンSTCの良いところを多く紹介していますが、当然デメリットもあります。管理人自身が正社員として働いていて実際に不便だと感じた点を、8つに整理しました。転職を検討している方は、メリットと同じくらいこちらを読んでおいてください。
1. 入社1〜3年目は還元率が低い
リツアンSTCのマージン率は、勤続年数で段階的に下がる仕組みです。
| 勤続年数 | 給与還元率 | マージン率 |
|---|---|---|
| 入社1〜3年目 | 実質約70%(単価×68%+交通費) | 32% |
| 4〜10年目(プロ契約) | 約81% | 19% |
| 11年目以降(さよならマージン) | 約89% | 0%(社保の会社負担分のみ) |
つまり、リツアンSTCの本領である80%超の還元率に届くのは、入社4年目からです。最初の3年間は還元率約70%。業界平均の約61%よりは高いものの、プロ契約後との差は月給にして10万円以上あります。
短期で転職を繰り返すつもりの方には、この会社のメリットはあまり効きません。腰を据えて4年以上働く前提の設計です。詳しくはリツアンSTCのプロ契約とは?4年目からの年収シミュレーションにまとめています。
なお、フリーランス契約であれば1年目からマージンは月額65,000円固定です。単価が高い方はこちらのほうが有利な場合があります(リツアンSTCのフリーランス事業のマージン)。
2. 入社1〜3年目はボーナスが別建てで支給されない
1〜3年目は通常契約のため、賞与は月給に組み込まれた形での支給になります。4年目以降のプロ契約からは年3回のボーナスが加算されます。
「毎年夏と冬にまとまった額が入る」という感覚で家計を組んでいる方は、最初の3年間は感覚が変わります。年収の総額で見れば損をしているわけではありませんが、入金のリズムは違います。実際の賞与額はリツアンSTCのボーナスは年3回支給で公開しています。
3. 退職金が無い
リツアンSTCに退職金制度はありません。
その代わり、月給とプロ契約後のボーナスで受け取る形になっています。会社が預かって後で返すのではなく、稼いだ分をその都度渡すという考え方です。
ただし、これは自分で老後資金を用意する必要があるということでもあります。リツアンSTCには選択制DC(確定拠出年金)があるので、これを活用するかどうかは自分で判断しなければなりません。掛け金の変更は4月と8月です。
4. 情報が来ない
これは管理人が最も強く感じているデメリットです。
待っていても情報は来ません。
健康診断は自分から自発的に受診しなければなりません。使える手当があっても、会社から「これ使えますよ」と教えてくれるわけではありません。分からないことは自分から業務管理部に確認する必要があります。
手厚い制度が用意されているのに、知らないまま使わずに終わる社員が出やすい構造です。手取りを最大化したいなら、自分で福利厚生・手当の一覧を把握して、自分から取りに行く姿勢が要ります。手取り足取り管理してほしいタイプの方には向きません。
5. 本社が小さく、遠い
本社は静岡県掛川市の商店街の一角にある小さな建物です。家賃は月17万0384円で、これは運営費を抑えてエンジニアに還元する方針の表れでもあります。
とはいえ、関東や関西に住んでいる人からすると本社は遠いです。入社手続きはメールと郵送で完結し、面談もオンラインで受けられるので実務上の支障はほとんどありませんが、「大きな本社ビルに所属している安心感」を求める方には物足りないと思います。拠点の詳細はリツアンSTCのオフィス・拠点一覧にまとめました。
6. SES・派遣という業態そのもの
リツアンSTCは正社員派遣が主力です。自社サービスを開発する会社ではありません。
日々の仕事は出向先で行うので、案件によって使う技術も職場環境も変わります。自社プロダクトを長期で育てたい方や、社内の同僚と毎日顔を合わせて働きたい方にとっては、この業態自体が合わない可能性があります。
また、出向先が決まらない待機期間が発生する可能性はあります。リツアンSTCには待機時の給料保証がありますが、通常どおり満額が出るわけではありません。
7. 退職届は60日前まで
就業規則上、自分から退職を申し出る場合は退職希望日の60日前までに退職届を提出する必要があります。
一般的な「1か月前まで」より長めなので、次の転職先の入社日と調整する際は逆算が必要です。詳細はリツアンSTCの有給休暇と勤怠にまとめています。
8. 手当に上限や条件がある
福利厚生は手厚いのですが、それぞれ条件があります。
- 通勤手当は上限15,000円まで。遠距離通勤だと自己負担が出ます
- 資格補助(受験費用の半額・上限5万円)は入社13か月後から利用可能です
入社直後からすべての制度をフルに使えるわけではない点は、期待値として押さえておいたほうがいいと思います。
デメリットを踏まえてどう判断するか
ここまで挙げたデメリットは、大きく2種類に分かれます。
時間が解決するもの(1・2・8)は、4年目のプロ契約到達で状況が変わります。構造的に変わらないもの(3・4・6)は、自分の働き方の好みと合うかどうかの問題です。
特に4番の「情報が来ない」と6番の「SESという業態」は、何年勤めても変わりません。ここが許容できるかどうかが、リツアンSTCが合うかどうかの分かれ目だと管理人は考えています。
一方で、それを上回るメリットがあるのも事実です。高い還元率、副業OK、強制参加のイベントなし、出向先への転職も自由といった条件が揃っています。評判の検証はリツアンSTCの評判は本当?にまとめました。
まとめ
リツアンSTCのデメリットは、入社1〜3年目は還元率が低いこと、退職金が無いこと、情報を自分から取りに行く必要があること、そしてSES・派遣という業態そのものです。逆に言えば、4年以上働く前提で、自分から動けるタイプのエンジニアであれば、デメリットの多くは薄まっていきます。判断材料として使ってください。
